どこにもないりんご

「暗いよー。狭いよー。ひとりぼっちだよー。

ぼくはどこにもいない。」

真っ暗ななか声だけが聞こえる。

 

「ぼくはどこにもないりんご。ぼくを探して。」

さみしそうな声が聞こえる。  

 

あまねは叫んだ。  

「探してあげる。きっとみつけてあげるからね。」

 

あまねはそういうと同時に目がさめた。

何だゆめか。それにしても気になる夢だったなあ。

 

ただの夢だと思えない。

 

探してあげなくちゃと思った。