どこにもないりんご
ついに5月18日がきた。
ぼくたち4人は学校で集まって
「いよいよだな。簡単に用意をして白バラ公園にあつまるんだぞ」
とぼく。
「時間は3時40分だったね」
秀才も楽しそうだ。
「じゃあ一旦家に帰って用意してでてこよう」
とあまねちゃん。
学校が終わってみんな家に帰った。
僕はかんたんな着替えとメモとふでばこを
リュックにいれた。
白バラ公園の白バラの前で待っていると
どんと秀才がやってきた。
あまねちゃんはすこししてからやってきた。
「ごめんなさい。いろいろ用意があるもので」
「ほんとにくるかなあ、バス」
僕たちはどきどきしながらバスを待った。
3時40分になった。
すると書いてあったとおりに白いバスがやってきた。
白バラの前でとまるとドアがあいた。
どんが「この招待状をもらったものですがのってっもいいですか?」
というとバス運転手は
「ようこそ。どうぞおのりください」
と優しそうな声で言った。