小説8
恵子はのぶこをなぐさめてから
「もう掲示板を見ないほうがいいですよ。達也さんともよく話し合って・・」
「はい。見るたびに心が沈むのでわたしも見ないようにしたほうがいいとは思うんですけど気になって。達也さんとは連絡をとってみます。どうしたらいいか相談してみますね。」
「のぶこさんが気にしないようにできれば一番いいんですけど・・・」
電話を切ると、のぶこは今度は達也に電話してみた。
「もしもし達也さんですか?のぶこです。掲示板のことでどうしたらいいか相談したほうがいいと思って・・・」
「のぶこか?掲示板はあれてるなあ。みんな勝手なことを言ってる。事実とは違うことばっかりだ。もうこうなったら僕のほうからブログで君との関係を書いておこうと思う。そのあとはほおっておくつもりだ。反論してもきりがないからね。
のぶこは何もしなくていいよ。」
「ありがとう。そうするしかないかもね。
また電話していい?」
「電話はもうやめたほうがいいかもしれない。僕たちは友達もやめたほうがいいと思う。」